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EJWG 20080702

Revision as of 05:29, 9 July 2008 by Shinichi Dohyama.NIandC.co.jp (Talk | contribs) (zip形式言語パックについて)

NECソフト 森さんが EJWG を代表して BABEL Project とミーティング

  • 2008年7月2日 IBM (米国 North Carolina州 Raleigh) 参加者:Mr. Kit Lo(BABEL Project Co-Lead)、Mr. Pat Huff(BABEL Project メンバ)、Camさん、森
  • 2008年7月3日 Eclipse Foundation Inc (カナダ Ontario州 Ottawa) 参加者:Mr. Denis Roy(BABEL Project コミッタ-)、森

翻訳コミッターについて

現在の問題は次の通りです。

  1. レビューを必須とするようなプロセスを実現するツールがない。
  2. 翻訳コミッターを決める手続きがない。
  3. 翻訳コミッターそのものがまだいない。

日本には EJWG があり、翻訳コミッターの名乗りを挙げていますが、他の言語については、翻訳コミッター候補人材を発掘するところからです。現在、BABEL Project では 「翻訳チャンピオン」を募集していますが、これによって発掘を期待しています。

ヘルプ&ドキュメントの日本語化

EJWG では、メニュー&メッセージの日本語化だけでなく、ヘルプ&ドキュメントも日本語化したいと考えています。3.2 までの言語パックには日本語のヘルプ&ドキュメントも含まれていました。これはIBMが作成して寄贈したものなので、日本語ヘルプ&ドキュメントを言語パックとしてまとめるツールが IBM にはあるはずです。Javaで書かれたツールですが、BABEL用に多少改造が必要だそうです。現在 BABEL Project では人手が足りないので、誰か参画してくれれば、日本語ヘルプ&ドキュメント入りの言語パックの実現が早まります。

zip形式言語パックについて

3.3 から言語パックの形式が変わりました。3.2 までの言語パックは、言語毎にzip形式で固められており、高速にダウンロードできました。3.3 からは一般モジュールの最新バージョンを入手する方法と同じ、update-site に接続して BABEL 用の URL を指定してダウンロードする方式となりました。一般ユーザにとっては、3.2 までのように、あるタイミングでFIXしたものをポータブルな形で提供される方が便利だと、EJWG では考えています。ただし、どういうタイミングでFIX版を作成するか、たとえば、3.4.1 のタイミングで作成するのか、また、Classic用、JavaEE用の単位で作成するのか、など課題があり、今後の検討となりました。

自動翻訳について

日本語訳の品質を、日本語を知らない人に説明するのは大変です。日本人なら、結果の日本語を見せればすぐ納得できるのですが、昨年、BABEL Project メンバに自動翻訳を説明したときは歯牙にもかけてくれませんでした。EJWGの主要企業が自動翻訳の品質に賛同していること、そして日本での Eclipse 3.3 の解説書は自動翻訳された画面を使っていること、などの傍証から、今回ようやく信用してくれました。

複数の人間で翻訳するより、自動翻訳の方が用語・用法を統一でき、高品質の翻訳ができることを理解させることができました。特に、まだコミュニティが立ち上がっていない言語に適用するのに有効ではないか、という議論になりました。メニューとメッセージだけで10万を超える翻訳対象があるので、多くのボランティアは呆然としてしまうでしょう。自動翻訳チームの柏原氏と伊賀氏は、自動翻訳ツールを BABEL Project に提供する用意があり、BABEL 側も前向きに検討することになりました。これが実現すると、日本で推進してきた自動翻訳のやり方が BABEL 標準となり、世界に貢献できます。ソフトウェア分野では日本からの情報発信が少ないことが懸念されていますが、この貢献は世界に大きな実益があるでしょう。

11月にドイツで開催される Eclipse Summit Europe 2008 で、日本語化の事例を発表できるかもしれません。現在、BABEL で翻訳が進んでいるのは、スペイン語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語、ハンガリー語など、欧州の言語が上位にあります。欧州の Eclipse コミュニティに日本でのやり方が支持されれば、BABEL 標準として普及できる可能性が格段に高まります。

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